postcard blues (texas日記#2)
Judy Is a Punk
ramones

ライダース(ダブル!)&ダメージドジーンズ(スリム!)、そしてガバガバヘイときたもんだ。くぅ、かっこよすぎるぜ!!
左からジョニー、トミー、ジョーイ、ディーディ。もちろん苗字は全員ラモーンだ! わおっ! 
気合入るなぁ、ラモーンズ。
え? 入らない? じゃあ一緒にカウントするかい!?

1234!!

Ramones Rocket to Russia
ラモーンズについて何か書くのは凄く難しい。ブログのネタにしていいものかどうか迷う。
以前書いたと思うが、俺はウダウダできそうなものでウダウダするよりもウダウダ出来そうもない空っぽのものでウダウダゲラゲラするのが好きなのだウダ。ゲラ。
つまりラモーンズについて書くことは沢山ある。トーキングヘッッズやパティスミスについて書くことは全然ない(あるけどw)。
しかし映画エンドオブセンチュリーを観た人ならラモーンズが単なるバカバンドでもナンセンスの結晶でもない事を知っているはずだ。
ロックバカ達にロックバカの象徴として神格化されてきたが、彼らは俺たちが思ってたほど能天気にキャリアを積んできたわけではない。
ま、ドロドロの20年がロックバンド内紛のステロタイプであるという点でも"らしい"んだけど(笑
そのらしさへのこだわりや制約なども含め、彼らの本質はポップアートだという認識の人が多いみたいですね。俺もそう思っている。

あ、3分過ぎた。これ以上はヤバイ。ジョニーに怒られる。あの人怖いから。
END OF THE CENTURY (初回限定版) ロックンロール・ハイスクール ラモーンズ・ロウ
end of centuryは映画館に見に行って、ボロ泣きした映画。
ゲラゲラ笑いながら泣きましたねぇ。横見たら連れも泣いてた(笑 ちょっと安心。
え? どこに泣くとこあったって?

奴らの演奏シーンだよ。それ以外にあるか!!

あのヘタクソ加減と佇まい、珠玉のパンクナンバー。
奴らがツアーで訪れた土地にはバンドを組み始める奴が急増するという伝説がある。それが間違いなく本当だということが、1ステージの映像で分かってしまう。これが泣かずにいられるか!

あ、5分過ぎた・・・。こりゃ楽屋で大目玉だよ。ジョニー怖いからさぁ。。
Brand New Cadillac
crash

これはアルバムジャケそのまんまな葉書だなぁ。しかしこのインチキ臭いジャケが最高だからそれに免じて許してやりましょう。

クラッシュを知ったのは高校生の頃でブルーハーツ発ピストルズ経由だった。もちろんパンクの文脈で捉えていて、何はなくとも白い暴動。当時やってたバンドでもwhite riotとかlondon's burningコピーしてたなぁ。
いわいる"初期パン"ってやつをまとめ聞きしていた頃で、ダムド、ストラングラーズ、ジャム、ラモーンズなんかもコピーしてた。もちろん耳コピだからいい加減だったけど(笑
The ClashGive 'Em Enough RopeLondon Calling
しかしクラッシュを順に追いかけてたら途中から訳が分からなくなってしまった。コピーも出来なくなってしまった。
当時のヴォーカルの奴がこう言ったのを覚えている。
「これパンクちゃうやん!」
そいつは最低のセンスの持ち主であり、俺らは常日頃から彼を馬鹿にしていたので賛同はしなかったが俺は心の中でこう思っていた。
「た、確かに」

ところがそれからしばらくしてベーシストの奴がどこからかボブマーリィを発見し、俺たちはすっかりレゲエにハマッてしまった。
俺はストーンズがレゲエをやっているのを知っていたし、ガンズですらレゲエアレンジなどをやっていたご時勢である。下地は出来ていた。ひょっとしたらクラッシュも一役買っていたのかもしれない。
そのボーカルはボブマーリィを聞いて「ジャミミジャミミ♪」とかやってる俺たちを呆けた顔で見ていたが、
彼は"ヒムロックとジョンライドンの物真似(巻き舌)でメタリカを歌わせたら右に出るものはいない"
という凄い奴だったので仕方ない(爆
ポリスとこそ泥 Still in Style One Love
結局レゲエにとどまらずファンク、ロカビリー、ヒップホップ、ハウス、NYパンクと多感な時期特有の青い好奇心で様々な音楽を漁りまくることになった。おかげで俺たちはパンク〜NWへの流れにすんなりと乗ることが出来たわけである。ガキの後追いにしては上出来でしょう(もちろんめちゃ浅いんですけどね)。

つうわけで俺はクラッシュをパンクバンドだと思っていない。
いや、言い方を変えよう。パンクをシドヴィシャス的ユースカルチャーだと思っていない。
あれはあれでバカバカしくて大好きなんだけど、あれも含めたカウンターカルチャー的do it yourselfのアートフォームの一つだと思っているわけです。
Sandinista! Combat Rock Essential Clash (Rmst Dol)
ちなみにクラッシュはジャムなんかと比べてもワーキングクラス臭がない。
それもそのはず、ポールウェラーなんかと違ってジョーストラマーは外交官かなんかの息子、ボンボンなのである。
しかしワーキングクラス主導の英国ロックの歴史の中で時にその似非インテリ感がプラスに働くことがあるという好例ではないか。

・・・って毎回毎回何を書いてるのよ俺!!
ジョーのテレキャスの話とトッパーヒードンのドラムの話を書くつもりだったのに。アホか。
またクラッシュの葉書が出てきたら書こう。
under my thumb
brian

ルイス・ブライアン・ホプキン・ジョーンズ。
初期ローリングストーンズのリーダー/マルチプレイヤー/ラリパッパ王子。
彼の前にシュワルツネガーがいるところを見ると、86年あたりの写真だろう。しかし目の下のクマもあまり目立たず健康そうだ。ターミネーターが「準備運動しないでプールに入るな」と警告しにきたのかもしれない。そうすると67年頃かな。二年くらいかけてしつこく言っておかないと酩酊状態で泳いでしまう男ですからね。

彼からは英国ユースカルチャー最大の特色であるワーキングクラス風情がまるで感じられない。それもそのはず、ブライアンはボンボンである。道楽息子ドラ息子なのだ。
小さい頃から音楽教育を受けており、頭も良かったらしい。しかし17歳の時に14歳の彼女を妊娠出産させ退学。以後楽器を抱えてヨーロッパを放浪する。
そういう話を聞くと彼の耽美的・頽廃的なムードの説明がつくような気がしますね。彼は英国のもう一つの伝統である貴族的なデカダンスを体現しているんだと思う。ビクトリア風の不道徳さというか、インテリの不良性というか。

brian brian brian

彼のイメージを複雑化させている理由はいくつかあるけれど、彼がブルーズピュアリストだということもその一つだろう。
知らない人は大抵驚くみたいだが、ストーンズの中で一番ブルーズを愛していたのは他ならぬブライアンなんです。
メンバーの中で一番軽薄そうでアイドルみたいな彼が愛していたのはミック/キースが書いたようなポップソングではなかった。
R&Bやブルーズのカバー→ミック/キースのオリジナルに移行した頃からすでにつまはじきに合っていたようである。
しかもストーンズの不良戦略を一身で引き受けさせられてしまった。その後の凋落堕落振りは書くにしのびない。
brian brian

俺は10代の頃ブライアンに一番心酔していた。彼こそがストーンズを伝説のバンドにしたと思っていたのである。
その後、まるで歴史を後追いするように俺はキースに愛を誓った。ストーンズはキース&ミックテイラーの時期が最強であるという持論に疑いも持たず、
「ブライアンはもはや用済み」
「あいつはただの負け犬のお坊ちゃんだ」
そんな風に思っていた。いや、口にも出していたと思う。アルバムもベガーズバンケットからメインストリートばかりを聞いていたし、ギターを弾いても同様。

そして時は流れ、俺は再びブライアンに出会うことになる。
the bandやtortoisなど楽器をとっかえひっかえするバンドの雰囲気が気に入って、自分のバンドでも各人が楽器を持ち替えたりする流動的なフォーメーションを試していた頃の話。
ストーンズもライブでは決まったフォーメーションを組むが、スタジオではそんなことはない。クレジットを見たことがある人は当然知っているでしょうが。
下手すると主要メンバーが参加していないセッションすらある。
アフターマス Between the Buttons
初期ストーンズではガキの頃には気にしていなかった(知らなかった)楽器が大量に使用されている。
ダルシマー、ハープシコード、マリンバ、リコーダー、タンブーラ、ニッチェフォン、シタール、タンバリン、マラカス、オルガン、ヴァイブス、カズー、ブラス、メロトロンetc・・・
これらの多くはブライアンかジャックニッチェがプレイしている。
マルチプレイヤーというのはちょっと胡散臭くて、実際一つ一つを取り出してみると大した事をしていない事が多い。ブライアンのマルチもまさしくそうである。
しかし、演奏力と雰囲気作りのセンスはイコールではない。要はどれだけ曲にスパイス利かせられるか、または違う次元に持っていけるかということだ。ブライアンにはその才能があった。
彼にポップアート的なセンスを感じるのは俺だけではあるまい。ミックはその流れとアイドル性を踏襲し、キースはブルーズとデカダンスを踏襲したとも言えるでしょうね。

YOU TUBEでは彼が様々な楽器をプレイしている姿を見ることが出来る。ブライアン在籍時のストーンズには他の時代には全くないキラキラしたモノを感じるだろうが、そこには金髪の王子様ブライアン・ジョーンズがいる。いなければならない。
brian
交響曲第9番 合唱
時計仕掛け

結構有名な絵ですね。オレンジの中にルドビコ治療をされているアレックスがいるやつ。
何度かこれがプリントされたTシャツを着ている人を見かけたこともあります。アートワークもフォントも秀逸だからなぁ。
しばらく見てないけど昔は何度も見た映画できっと今見ても面白いんじゃないかと思う。

監督:スタンリー・キューブリック
原作:アンソニー・バージェス
出演:マルコム・マクダウェル、パトリック・マギー等
無軌道な若者達のセックス&ドラッグ&ヴァイオレンスをスタイリッシュかつシニカルに描き出してPOPにまで昇華させた元祖パンク映画。1972年作品。

これは大変な葉書を炊いてしまった。キューブリックの映画をウダウダ話しだしたら俺がごく一般的な映画ヲタクという事が露呈してしまうではないかw
ヒッチコックやフェリーニなんかも同様で、出来るだけこんなとこで話したくありませんっ(笑
時計じかけのオレンジ

以前ドラマの仕事をしていた時、飲みの席で監督さん達に「お前はどんな映画が好きなんだ?」と言われて思わずキューブリック映画について熱く語ったら「一体お前は何歳なんだよ」と呆れられたことがある。おまけに
「それは俺たちの時代の映画だよ、俺が聞きたいのはそんなことじゃないの」
と説教されてしまった(笑 タランティーノとかゼメキスとか言っておけばよかったのかね。あいつらだって古い映画ヲタじゃんか。

三流ドラマの監督のくせに
「俺は本編(映画のこと)をやる」
「若い奴の感性・視点を参考にしたい」
などと真面目な顔して言うわけですよ。
時計仕掛けのオレンジもキューブリックが時代の流れに寄り添うようにして作られた作品だと言われているが、
「お前らみたいな奴はどうあがいてもキューブリックみたいな映画は取れないよ」
とは言ってやれなかった。残念ながら酔っても理性が働いちゃたのね。アレックスなら牛乳飲んでボコボコですよ(爆
時計じかけのオレンジ A Clockwork Orange: Wendy Carlos's Complete Original Score

この映画は何通りかの見方が出来る。キューブリック映画では珍しいことではないけど。俺の場合は、
1.序盤ゲラゲラ笑って、後半ニヒルに笑うB級バカ映画。
2.痛烈な社会風刺と警句的なストーリーに感心した振りをしながらもっとやれ!とゲラゲラ笑う暴力映画。
3.狂気や復讐劇に恐れおののいているように見せかけて、見事な色彩やファッションセンスやカメラワーク、ウォルター・カルロスの音楽などに心躍らせるアート映画。
この三つですかね。
詳しい説明はしません!(笑 まあこの映画の葉書はあと何種類かあるのでその時にでも。

原作の方は一回しか読んでない。なかなかいい小説なんだけどスラングが多用されたりしていて和訳じゃ雰囲気が出ないような気がする。ちなみに原作読むならこっちのがおすすめです↓
時計じかけのオレンジ  ペンギン・ミューズ・コレクション  原書で楽しむ英米文学シリーズ
Sugar Magnolia
jerry

うわ、センスの悪い葉書だなコレ(笑
サイケデリック処理を施したつもりかもしれないがサーモグラフじゃん! プレデターかよ!(古ッ
しかもlong strange tripときたよ。偲んでるのか馬鹿にしているのかさっぱりわからないね。
こんな葉書買った記憶がないから…デッドならもっとマシなのあるし…絶対貰い物だな。

変なフィルターのせいで分かりづらいが、このギンズバーグみたいなヒゲオジサンは晩年のジェリー・ガルシア(サーモグラフ)。書いてある通り95年に他界。
俺はデッドヘッズじゃないので彼らについては全然詳しくないし音源もあまり持ってないんだけど、ジェリもデッドも大好きです。
tigersblues過去ログ
グレイトフル・デッド(デラックス・エディション) Live/Dead Fillmore West 1969
初めて聞いたのは高校生の頃に手に入れたLIVE DEAD。全くピンとこなくてオクラ入りしてたんだけど、その後様々な体験を通じてやっとアクセス出来るようになった。ラジオのチューニングがピタリと合った感じといいますか(笑
バンドの練習でフリージャムをやるようになったのもデッドのせい。ラモーンズみたいなパンクやガレージをやる時でもドヨ〜ンとしたジャムを最低30分はやってました(笑 おかげで課題曲をやる時間がなくてライブはいつもジャンク・ガレージ・ロックという有様でしたが…。
まぁジャムバンドが世間を賑わしているのを見るとあながち間違いではなかったかなと(笑
Workingman's Dead American Beauty 
そんな俺たちもサイケデリックやヒッピー文化に深く傾倒した後は自然とバックトゥルーツ。レイドバック。ドントルックバック。や、最後のは違うなww
とにかくそしたらまたデッド登場なんです、ハイ。というか俺たちが彼らの動きに沿ってただけかもしれないけど(笑
ベタベタだけどワーキングマンズデッドとアメリカンビューティーが好きです。この2枚をよく聞きます。
Grateful Dead Movie (Ac3) メイキング・オブ・アメリカン・ビューティ Dylan & The Dead [Live, 1987]
や、もちろんサイケ/ジャムバンドのデッドも大好きなんだけど、そんなちっぽけな枠で語られるのも癪じゃないか。
わたしゃアメリカ音楽史のメインストリートのど真ん中をゆらりゆらりと歩いてきたバンドだと思ってるんですよ。アンダーグラウンドじゃなくてね。深海じゃなくてね。
じゃあ何かと問われれば太陽、大海原、もちろん宇宙。ジェリーは言い訳をしない。隠し事もしない。スケールがでかい。
ボブディランが彼らとライブをやったのも俺には自然極まりない流れだったと思えるがどうなんだろうか。

おっと、随分気合の入ったHPをみつけましたよ→blue record

あ、もちろんここも→GREATEFUL DEAD公式HP